人間は寝ている間に夢を見ますよね。現実的な夢だったり、ありえないような夢だったり…。実は犬も夢を見ます。一体どのようなメカニズムで夢を見るのか見ていきましょう。
レム睡眠とノンレム睡眠とは
皆さんはレム睡眠とノンレム睡眠という睡眠の仕方をご存知でしょうか。レム睡眠は浅い眠りのことで脳が完全に寝ておらず活発に動いている状態の眠りです。ノンレム睡眠は深い眠りのことで完全に脳の活動が停止している状態の眠りです。
人間はこのレム睡眠とノンレム睡眠の周期が90分間隔で交互にやってきます。そしてレム睡眠中は脳が動いているため、この時に夢を見ます。
犬もレム睡眠中に夢をみるの?
犬もレム睡眠中に夢を見ます。犬は1日平均12時間〜18時間ほど睡眠をとり、その8割程度がレム睡眠と言われています。夢を見ている時は眼球運動が盛んになるため、白目を剥いたり寝ているのに瞬きをする仕草が見られます。病気ではないので安心してください。
また、口がもごもごと動いたり、足や尻尾がパタパタと動くことがあります。もしかしたらこの時にお散歩の夢やご飯を食べている夢を見ているかもしれませんね(笑)
とあるワンちゃんは夢にビックリして飛び起きるなんてこともあります。その時はそっと大丈夫だよと落ち着かせてあげてください。
なぜレム睡眠の方が多いのか
これは犬の歴史に関係しています。
犬は昔、野生で暮らしていました。野生だといつどこで襲われるか分からないため、すぐに起きて逃げれる状態にしておかなければなりません。そのため眠りは浅く、警戒をしながら睡眠をとります。現在の犬がレム睡眠が多いのはその名残と言えましょう。
眠っている時に気をつけたいこと
犬はすやすやと気持ちよさそうに眠っていますか?
身体が大きく痙攣していたり、呼吸が早くなっている場合は何か病気が隠れているかもしれません。夢を見ているのかな?と眺めていたら実は重大な病気だった…なんてことにもなりかねません。寝ている時こそ問題ないか確認するチャンスなので、異常がないか毎日観察するようにしてみましょう。
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